茂宮川とくらし 茂宮川の自然 農業特産物 巨樹と屋敷林 小さな木橋 ローカル鉄道

地元の住民が農作業や通勤通学に利用する木造りの小橋風景を特集しました。

郡長橋
 所在地・茂宮町江崎127番地 橋幅3m 橋長さ15.3m 木製である。
 茂宮町字川崎坪に在住していた古市亨氏は、若くして県官界に活躍され、多賀久慈郡の郡長を歴任した。在任中久慈浜と常陸太田間の県道を最短距離で結ぶ道路の建設を思い立ち、着工したが、中間部に茂宮川が横たわり、架橋は必須条件となったので、私財を投じて造ったのが最初で、その後改築や補修がなされた。
 橋ができてから村人は、農業用道路、生活用道路として大変便利に利用し、その恩を忘れることはできない。今に至っても「当時の郡長さんが架けた橋」と言うので「郡長橋」と呼び続けられている。現在では老朽化が進んだため、最高重量2トンと制限されている。
(出展:「日立みなみ風土記」日立みなみ歴史民俗研究会編より抜粋)

鷹匠橋
 所在地・石名坂町1−633−3番地 橋幅3m 橋長さ13.8m 木製である。もとは丸太を2、3本横に並べ括り付けたような、俗に言う1本橋であったので、人1人が危なげにようやく渡ることができたていどの橋であった。
 鷹匠橋の由来については、徳川光圀が鷹狩りに来られた時が起因で鷹匠橋と命名したことにより、現在もこの名が残っている。
 現在老朽化が進んでいるが、人びとは生活用道路、農業用道路、通学用道路として利用している。茂宮川の河川改修により、この橋がどのように変わるのかはいまだわかっていない。
(出展:「日立みなみ風土記」日立みなみ歴史民俗研究会編より抜粋)

豆飼橋
茂宮川中流域の小目町豆飼地区に架かる木橋。老朽化のため架け替えの計画があるが、時期は未定の由。(写真左)

上流にある木橋(名前不詳)

茂宮川上流の農村地帯の生活道路に架かる木橋。名前は分らない。(写真右)
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