水戸八景
場所.東茨城郡大洗町祝町願入寺裏
詩句.「霞光爛漫巌船夕」(霞光らんまん岩船の夕べ)
和歌. 筑波山あなたはくれて岩船に
日影ぞ残る岸のもみじ葉
石碑. 高さ1.5m 幅1.7m 厚さ0.3m。寒水石
文字.「巌船夕照」「夕」は古代文字。大きさ20cm。
風景. 石碑のある場所は那珂川のほとり、丁度涸沼川と
合流する地点で、まわりは林に囲まれて静かです。対岸には
船の修理工場と、その向こうに湊大橋が見えます。天気が
いい日には遠く筑波・八溝山系の山々が望まれます。
行き方. 湊公園を出て赤い橋梁の海門橋を渡ると
大洗町です。最初の信号を過ぎてすぐ、右手に願入寺の
看板が出ていますのでそこで右折して約500m、願入寺の
山門前に着きます。
ここで右折し「かんぽの宿」の所で
左折して500mほど行くと右手に駐車
場があり、左のような案内板が出て
います。坂道を下ると「岩船の夕照
の碑」があります。
大洗鹿島線で行く場合は、大洗駅下車
バスで「願入寺」停留所で降ります。
帰りに願入寺にお詣りします。この寺は親鸞の孫である如信が弘安2(1279)年によって作られた
大網(白河)の奥の坊を三代空如の時に願入寺と改称したのを、光圀がこの地に復興してたもので、
光圀作と称される如信上人像が伝えられています。本堂は幕末の元治甲子の変(1864)の兵火に逢い、
昭和37(1962)年に再建されました。水戸近郊にはほかにも由緒ある真宗寺院が数多くあります。
近くには光圀が祀った天妃神という灯台の役目をした祠があります。
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天保当時の行き方・風景は、
をクリックすると見る事ができます。
手前涸沼川、向こう側那珂川 願入寺
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