金沢弁天池

                         

                                                   鈴木 富美江 まとめ

日立市金沢弁天池の湧水をもとめて

  金沢弁天池の湧水は、東金沢4丁目、金沢弁天公園の一角にあり、赤松の林に囲まれた中に、周りから
 澄んだ
水が湧き出ています。公園には昔、農場用の2つの溜 (上の溜ー下の溜) があり湧き水を蓄え、今は
 姿を消した海岸の松並木まで続いていた田園に水を流し、豊かな稲を実らせていたようです。


 
 神社のご神体は水を司る神 【弁才天】 で、日本の三弁才天の1つ 宮島の弁才天が厳島神社】となって
 いるように、金沢弁天も厳島神社となっているようです。公園内の石堂が西暦1806年(文化3年)建立と記載
 されていました。歴史を感じます。


  
上の溜 (厳島神社)、下が池で枯葉が沢山落ちていて、汚いなあと思いましたが、良く見ると澄んだ水で
 綺麗でした。オレンジ色の にしき鯉が、枯葉をかき分けながら気持ちよさそうに泳いでいました。
 池の清掃は大変でしょう。

  湧き水口からは大量の水が流れていて、綺麗で汲み易く、大震災時、水道が止  まった時
には、生活水として利用(飲料には不適)するため、長い行列ができたと  聞きました。
  
下の溜は、湧き水口から赤松林下の池に流れるようにつくりかえた人口池で、
鯉や  にしき鯉が沢山飼われていました。
 『金沢弁天公園は里親認定により弁天様を綺麗にする(高野町内会)が管理、清  掃しています。』 という,立て看板がありました
                

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