小豆洗不動尊の湧水

                                

                                                                         佐藤 広子 まとめ

  佐竹氏の家臣佐藤馬之亮が小豆洗の地に、館を築城し館の鬼門方向に不動尊堂を建立して御尊像・倶利伽羅  不動明王を祀り、館の安泰を願ったといわれています。

   お堂の脇には、岩肌から豊富な水が湧き出して水音を立てて流れ落ちていました。
  今回の東日本大震災ではこの「神水」(じんずい)を求めて大勢の市民で列が出来途切れることがなかったと聞き  ました。

   不動堂は今、水難、火難を除き天災や病気から守ってくださる"お不動様"として、住民によって手厚く守護され   てきました。縁日、特に一月、八月の廿八の縁日には今日でも大勢の参詣者で賑わっているそうです。
   (小豆洗不動尊護持戸崎町内会)                                             

不動尊入口道標 小豆洗不動尊堂
岩肌から流れ落ちる「神水」(じんずい) 岩肌全景・左に剣が納めてある
不動尊の鬼瓦 寄贈された"お不動様"(町民の作品)


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