河原子八景・那知の晩鐘
 《那知の晩鐘(なちのばんしょう)》
   地形的には、現在の河原子中学校の西北部近辺の、谷 沿いの絶壁地にあったとされる「那知神社」と推定され るが、神社と鐘との結び付きを裏付けするものは何もない。
 古老の話によると  「汐の煙も撞きだす鐘も、那知の松風夢路は恋し」 (作者不詳)という歌があるというが、そのような鐘も すでに無く、これを裏付ける資料も見当たらないのは残 念である。
 前出の、宮田破魔太郎の河原子八景の中にも、〈那知の晩鐘〉に関する歌は見当たらない。
 (〈東寺晩鐘〉と題して東福寺の晩鐘を詠んでいる。)  《那知の晩鐘》については、歴史の靄の中に霞んで、定かでない点が多い。
 次《新地の秋月》へ  《河原子八景》へ  《神社・寺院・史蹟》へ