河原子八景・日向の夕照
《日向の夕照(ひなたのせきしょう)》
 現在の、河原子小学校の西側の、墓地がある丘の一帯の夕暮れの情景である。古老の話として伝えられていることは、今まさに、太陽が西に沈まんとする頃、日向の森に残照 を赤く投げかける情景は、野良から帰る人々の疲れを癒してくれたという。
前出の、宮田破魔太郎は、その情景を次のように詠んでいる。

日向山高き梢にうつろいて
                    夕日照りそう影ぞまばゆき

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