令和3年8月27日
初夏には、日立市の海岸にスカシユリの花を見ることができます。日立市は東に太平洋を擁し、ほぼ南北に27キロメートルに及ぶ海岸線があります。その海岸は、砂浜や断崖で海に接しています。海に直接相対する断崖は、高さ20~30メートルの台地で、ほぼ直角にそそり立つ海食崖になっています。砂浜は、久慈・水木・河原子・川尻・伊師浜など県外にも知られる海水浴場になっています。これらの変化に富んだ海岸、特に人が近づくことができないような岩や崖に、まっすぐ上を向き橙色のスカシユリが咲きます。今年は例年より少し早く咲き始めたようで、6月下旬から咲き、8月上旬まで開花が見られました。スカシユリは、鵜の岬・川尻海岸・田尻浜・小木津海岸・相田浜・太田尻海岸・東滑川ヒカリモ公園・笠置島・鮎川海岸・河原子海岸・久慈浜海岸などで咲きました。これらの一部の写真を紹介します。 (写真:嶋﨑・宮本・近藤・宇梶)