西大塚墳群  (日立市南高野町3丁目) 

 

 西大塚古墳群は、茂宮駅に近い日立市立坂本小学校の校庭にある。1号墳から3号墳までは校内にあり、4号墳は学校敷地近くにある。

  1号墳は、職員室の前にあり、竪穴式石室の口が地面に現れているが、安全のためコンクリートブロック等で埋めてある。ブロック塀には1967年8月付の日立市教育委員会の掲示があるが、その後訂正された看板が下の右側写真のように校庭側に建てられている。その看板の内容は、次のとおりである。

 「坂本小学校の周辺には、前方後円墳1基、円墳3基からなる西大塚古墳群がありました。古墳時代にこのあたりを支配していた豪族の墓です。しかし、小学校の敷地造成工事等により消滅してしまい、現在は、この1号墳の遺体を埋葬した竪穴式石室のみが残っているにすぎません。
この石室からは、大刀、刀子、鉄鏃の武器や轡、杏葉、鏡板等の馬具、装身具の管玉等の副葬品が発見され、石室の周囲から円筒埴輪も発見されました。また、北側にあった3号墳の石室からは、大刀、刀子や管玉が発見され、石室の周囲からは人物埴輪や円筒埴輪も発見されました。人物埴輪は、冑をかぶった武人です。人物埴輪や円筒埴輪は、古墳の回りに立てられていたと考えられています。これらの遺物は、郷土博物館に保管され、展示されています。」

坂本小職員室前の西大塚古墳の説明看板


1号墳の向こうは校庭、右下写真に石室の一部


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