茂宮白菜はカボチャの裏作として中種と晩種が栽培され、恵まれた土地がらとたゆまぬ努力によって市場名を確保するに至った。他地区の商品との区別を消費者が人目でわかるようにするのを意図してカボチャ同様に独自のかけ紙とレッテルを使用して出荷されている。茂宮白菜は「この土地にあって、甘みがあり口中で噛んだ後に筋が残らず、それでいてシャキッとした食感は、茂宮白菜でないと味わえない」と消費者の評判は非常に高い。鍋物・煮込み・和え物・中華もの・洋食 ・漬物とその用途は多種である。その中でも白菜の漬物は、もっとも茂宮白菜の美味しさを、味わうことができる。

白菜の栄養価
　白菜はビタミンCを多く含み、緑色の部分にはカロチンも多い。ミネラルとしてはカルシウムが多く、その外、鉄、リン、マグネシウムも豊富。植物繊維が多くしかも柔らかいので消化器の働きを促し、低カロリーのため健康維持にも大変良い野菜である。ジチオールチオニンという成分が含まれていて発ガン物質を抑制する。また利尿作用があるので膀胱炎・尿道炎に効果がある。