お酒のミニ知識

 

蔵元(くらもと)
酒の製造元のことで蔵主ともいう。酒造りが専業化・企業化された江戸時代には、実際の酒造りを
杜氏蔵人が、企画・管理などの経営面を蔵元が担当した。
杜氏(酒杜氏)(とうじ、さけとうじ)
酒造りの技術をもった職人たちのことで、特にその職人グループの長を指す。杜氏を中心に、農閑期の出稼ぎ農民たちが郷党的にグループを形成しており、関東に来るのは越後(新潟県)杜氏、
南部(岩手県)杜氏が多い。
純米酒
醸造アルコールを一切加えず、精米歩合70%以下の白米・米麹と水だけを原料とした、香水と色沢が良好な日本酒。
本醸造酒
精米歩合70%以下の白米、米麹、醸造アルコールと水を原料とし、香水と色沢が良好な日本酒。醸造アルコールの使用量は、使用した白米重量の10%を超えてはならないという制限がある。
吟醸酒・大吟醸酒
精米歩合60~50%程度に精米して造る日本酒。白米を低温でゆっくり発酵させ、カスの量を多くする方法で造られる。精米歩合60%以下を吟醸酒、50%以下を大吟醸酒とする。醸造アルコールの使用量は、使用した白米重量の10%を超えてはならない。
普通酒
特定名称酒(本状造酒、純米酒、吟醸酒など)以外の清酒。普通酒、一般酒などと呼ばれる。
銘柄(商標)
酒の銘柄(商標)は商標法によって保障され、登録商標とされたものは商標権を有する。

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