大学橋と茨城大学工学部

 中央線の鮎川に架かる大学橋。橋の北側成沢地区には茨城大学工学部がある。
 茨城大学工学部の前身、多賀工業専門学校は昭和14年5月多賀高等工業学校として設立され、昭和19年に多賀工業専門学校と改称された。昭和24年5月茨城大学が誕生、同大学工学部として継承された。


大学橋から見る茨城大学工学部


茨城大学工学部

 6号国道鮎川橋の西側に茨城大学の吼洋寮(こうようりょう)がある。
多賀工専当時からの寄宿寮で、多賀工専十年史によると「場所は多賀郡多賀町油縄子45、背後に鮎川の清流を隔てて 阿武隈山脈の一端を負い、前面に緩傾斜の田園を隔てて 渺望(びょうぼう)遥か紺青(こんじょう)の鹿島灘を見渡す高台である。敷地1万坪 寮名を「吼洋寮」と称するが誠にふさわしい地勢である」とあります。
「吼洋寮」の寮歌第三番の中に鮎川を詠った歌詞があります。

錦繍(きんしゅう)深き鮎川の 流れに浮かぶ月冴えて
逍遥(しょうよう)暫し若人の 影銀漣(ぎんれん)に映る時
誰にか問わん熱涙の 瞳に溢るる感激を



多賀工専当時の吼洋寮

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