日立の徳川家史跡6

玉簾寺


 玉簾の瀧は高さ18m幅8mで水量も多く、市指定の 名勝になっている。
光圀は瀧の中に観音の姿を見て延宝6年(1678)玉簾寺 を創建し、天和3年(1683)に参詣している。
御本尊の観音菩薩は貞亨3年(1686)光圀が寄進したと 伝えられ、県指定文化財である。
斉昭公は天保4年(1833)ここを訪れて次のような歌を 詠んでいる。
      紅葉せし 木の間の瀧の 
          玉すだれ かかる錦を きてこそまされ

なお境内には芭蕉の句碑がある。
ここはまた東河内八景のひとつになっている。


玉簾の瀧              芭蕉の句碑

    参考文献:「清流と新緑のなかさと」

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