滑川八景 5.清水の帰帆 |
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真帆白く 海は碧に ゆう映えて すめる清水に かえるつりふね 小幡の海岸は海沿いに清水浜があります。昔は白砂青砂の渚が崖の下に続いていて、 漁船が出入りしていたそうです。 「清水浜の上の崖のからみていると、紺碧の海ははや夕映えの気配がただよい、 白い帆をあげた釣り舟が港を目指して帰ってくるのが見える」 というのどかな夕景が見えたのでしょう。 下の左の写真はバイパス工事中の海岸、右は完成後の姿です。 清水浜の姿は見えなくなってしまいました。 |
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バイパス工事中 |
工事完成後 |
6.海雲山の晩鐘 |
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花惜しむ 人の家路を いそぐかな 海雲山の 夕暮れの鐘 国道6号線の滑川陸橋の交差点から滑川浜方面に 折れると、東側の小高い丘に海雲山観音院があります。 ここには柱に龍の彫刻がある見事な鐘楼があり、滑川のみならず田尻・宮田・小木津などに檀家が たくさんあります。 「夕暮れの中、時を告げる鐘の音を聞くと、人々は 家路に急ぎ、夕餉の膳を囲みながら昼間に見た桜の 美しさを語り合う。静かに静かに夜は更けていく。」 という情景が鐘楼から流れる鐘の音を聞くうちに 思い浮かびます。 |
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