3. 懸崖(けんがい)

崖などで、根元よりも梢がたれさがって生育している松がありますが、このように根元よりも梢が下にあるものを懸崖仕立てといい、
それほどまでにたれていないものを半懸崖仕立てといいます。

下の写真は主幹が複数なので多幹懸崖と言いますが、数が少ないです。

樹高 50cm   樹幅 37cm   鉢 梨皮泥外縁正角

左側面

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右側面

 

 

4. 三幹(さんかん)

根元から何本も幹が出ているものを株立ち仕立てといい、3.5.7.9といった奇数にするのが普通です。

それぞれの幹に高低、太細の変化があり、中心になるものを一本もっている事が大切です、
写真は幹が3本ですから三幹といいます。

樹高 62cm   樹幅 31cm   鉢 朱泥外縁だ円

左側面

正面(クリックで拡大)

右側面

 

 

5. 根連なり(ねつらなり)

根連なりは、幹が倒れて地面にくっつくか、土の中に埋まったために、幹から根が伸びだして枝が新しい幹になった形です。

一見寄せ植えのようなものですから幹の長さや太さに違いがあり、幹と幹の間隔にも変化があり、
しかも一本一本が孤立していないで、中心になる木をもって纏まっている事が大切です。

樹高 55cm   樹幅 53cm   鉢 烏泥内縁だ円

左側面

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右側面

 

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