崖などで、根元よりも梢がたれさがって生育している松がありますが、このように根元よりも梢が下にあるものを懸崖仕立てといい、
それほどまでにたれていないものを半懸崖仕立てといいます。
下の写真は主幹が複数なので多幹懸崖と言いますが、数が少ないです。
樹高 50cm 樹幅 37cm 鉢 梨皮泥外縁正角
左側面 |
右側面 |
根元から何本も幹が出ているものを株立ち仕立てといい、3.5.7.9といった奇数にするのが普通です。
それぞれの幹に高低、太細の変化があり、中心になるものを一本もっている事が大切です、
写真は幹が3本ですから三幹といいます。
樹高 62cm 樹幅 31cm 鉢 朱泥外縁だ円
左側面 |
右側面 |
根連なりは、幹が倒れて地面にくっつくか、土の中に埋まったために、幹から根が伸びだして枝が新しい幹になった形です。
一見寄せ植えのようなものですから幹の長さや太さに違いがあり、幹と幹の間隔にも変化があり、
しかも一本一本が孤立していないで、中心になる木をもって纏まっている事が大切です。
樹高 55cm 樹幅 53cm 鉢 烏泥内縁だ円
左側面 |
右側面 |