bonsai の かたち U

 

「bonsaiのかたちU」では、ゴヨウマツ盆栽を取り上げました、盆樹というと松柏類が主ですが、
なかでも木の大きさに比べて葉が小さいゴヨウマツが一番人気と思います。

bonsai樹形の解説は主に、西良祐著「盆栽入門」文研出版発行を使わせて頂きました。

写真は日立市久慈町の藤田敬治さんが所有する、30年以上培養した那須ゴヨウマツの作品を使いました。

写真撮影は晴天の日に、着色の半透明プレート屋根のガレージ内で行ったので、
バックに色が映り見苦しくなり反省しています。

もくじ
1.直幹   (ちょっかん)
2.斜幹   (しゃかん) 
3.懸崖  (けんがい) 
4.三幹   (さんかん) 
5.根連なり(ねつらなり)

1. 直幹(ちょっかん)

広い原野にそそり立つ大樹、野なかの一本スギや、ヒマラヤスギのように、
幹がまっすぐに伸びているものを直幹仕立てといいます。

スギの古木がまず浮かんできますが、すっきり仕立てることが第一です。

樹高 54cm   樹幅 41cm   鉢 朱泥外縁長方

左側面

正面(クリックで拡大)

右側面

 

2. 斜幹(しゃかん)

強雨風雪の海岸または山腹に立つ姿で、幹が倒れた状態で生育している樹形を斜幹仕立てといいます、
この形では幹の曲がり(曲線)がはっきり見えています、その曲がっている部分の空間が力であり、
美しさの大切な要素になつています。


樹高 65cm   樹幅 42cm   鉢 紫泥外縁長方

左側面

正面(クリックで拡大)

右側面

 

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