河原子八景・津の宮帰帆
 (つのみやきはん)
   

  津とは、船舶の停泊するところ、船着き場、港などを指す。<津の宮〉は、烏帽子岩の中腹に祀られており、烏帽子岩に登って〈津の宮〉から、漁船(帆船)の帰りを眺めた情景である。
 地元河原子出身の歌人宮田破魔太郎が、明治初期に作ったと伝えられている河原子八景の中では、この情景が次のように詠まれている。 
   夕凪を片帆にうけて勇ましく
       津の宮したに 帰る釣り船
次《梶沢の青嵐》へ  《河原子八景》へ  《神社・寺院・史蹟》へ