2007年 (平成19年) 4月 14日 土 肥
1 まずトンネルの入口で 案内板を見ながら説明を聞く
トンネルが出来た経緯、注意事項: 長いもの、光る物は鵜が驚くので隠す
2 トンネルの中で パネルを見ながら道具と全国の鵜飼地の説明を聞く
トンネルの長さ・・・90メートル 案内パネル・・・12枚
現在全国 12ヵ所で鵜飼が行われている
有田川鵜飼以外は ここ日立市十王町「鵜の岬」
で捕獲した鵜が使われている
3 鳥屋の中で 覗き戸から海面を見下ろしたり 道具の使い方を聞く
☆ 海面から15メートルの断崖上、長さ12メートル、奥行き3メートル、
竹とコモで出来ている
☆ 覗き穴から「おとりの鵜」に誘われてとまった鵜の位置を確認し 下の方の
コモの隙間から「鉤棒」を足首に引っかけて 噛まれないように体だけ
引き込んだ後 首の上の方を持ち捕獲する
☆ おとりの鵜の足に「足子」を付け紐で繋いでおく 紐が絡まると傷つけるので
金具が回転して撚り戻しするように工夫してある
☆ 捕まえたら「嘴かけ」をつけて 周りが見えない手作りの
「鳥籠」に入れる
☆ ウミウは団体行動で 30~80羽の群れで渡り 主に疲れた鵜や高齢の鵜が
おとり に誘われて羽根を休める
☆ 使える なつきやすい若い鵜は2歳位で 重さ2.2kg~2.5kg
胸が白く羽根が茶色 3歳以上になると全体的に黒くなる
☆ 使えるのは 捕まえた10~15羽の内の1羽位で 使えない鵜は「放鳥」する
☆ 捕獲後 獣医がインフルエンザの検査をし 期間をおいて再度検査し 感染して
いない事を確認してから「予防注射」をして発送する
☆ オス、メスの判別は難しく「繁殖期」になると共に胸が白くなり 斑点が出る
☆ 山梨、犬山、長良川までは自動車便、それより遠方は
航空便で発送する
4 質問コーナー
Q いくらするんですか?
A 価格は協議会で決められていて 1羽7万円~8万円
Q 1年に何羽捕るんですか?
A 注文だけ 今回は5羽
Q 目が青色になるのは?
A 3歳以上になると 青色になる
Q 鵜っていろんな所にいますよね~
A 国内の渡り鳥で 春4、5、6月に千島列島へ向かって北上する時は 大人が
(年の順)先に飛び 子ども達が後から飛ぶ。秋に日本列島を九州方面へ南下
する時は先導役の大人がいて 子ども達が先に飛び 後から落ちこぼれた子供
達を親たちが連れて飛んでゆく。
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案内人 : これで終わります
見学者 : 鵜の捕獲は大変でしょうが これからも頑張ってください
見学者 : また秋に見学に来ます“よろしく”
案内人 : 足元に気をつけて ゆっくり楽しんで帰ってください
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