昭和を懐かしむ

大越 健児
令和元年9月
 末期高齢者と自称する年齢になり、最近むやみに昭和の歌を聴きたくなった。
聴く道具としては、8年前に購入したifbrand AM/FM DIGITAL RECORD PLAYER を愛用している。
記憶媒体は容量2GBの内臓Flashメモリで、MP3またはWMAファイルとして音楽を記録し、もっぱらイアホンで聴いている。
 
 音源としては、先ず昔購入し車内などでよく聞いていたカセットテープを利用した。長年放置しており、いざデジタル化しようとしたとき、我家のオーディオ セット、カセットラジオのカセットプレーヤーが全て故障してしまい、古いカセットテープが聴けなくなっていた。やむなくカセットテープ MP3変換プレーヤー(カセットテープデジタル化コンバーター)サンワ製を購入し、MP3ファイルに変換した。
1979年末、NHK FM放送で1970年代の軽音楽特集があり、これを録音したカセットテープも貴重な音源になった。国内編はフォークソングとニューミュージック(吉田拓 郎、井上陽水他)(山本さゆりと水野美紀の案内)、海外編は「世界のメロディ(中南米、北米、欧州編)」で、中南米編はカリプソ/ハリー・ベラフォンテの 歌であった。1970年代はニクソンショック、ドルショック、オイルショック等があり、輸出業務に関係していたこともあり極めて多忙であったため、軽音楽 などはほとんど聞いて居なかったので、上記の放送を聞き非常に新鮮な印象を受けた記憶がある。
 次の音源としては You Tube の動画を利用した。昭和の歌手(持ち歌歌手)の元気な時の歌唱を聴きたくて、 You Tube で動画を検索し、それをダウンロード・ MP3 ファイルを抽出して利用した。
 
 前記の DIGITAL RECORD PLAYER のメモリに「最も聞きたい曲」なるフォルダを作り、15曲くらい記録して、就寝前に聞いている。江利チエミの「テネシーワルツ」や「酒場にて」「一人泣く 夜のワルツ」を夜ごと聞いているのがこの頃である。
以上