「聖徳太子像と佐竹氏の金沢コース」
(報告者 宇津 威)

日時:10月16日(日)
コース:金沢コミセン覚念寺(聖徳太子坐像)伊勢神社金沢金鉱跡見晴台金沢小・GPS観測局ー解散


当日朝9時に金沢コミセン広場に市民73人が集まる。金沢実行委員(マップ作成者)の方が加わって80人を越える大集団となった。軽い準備運動をして、9時半スタート。

散策スポット 内容
聖徳太子坐像
金沢コミセンから北の方へ100〜200m歩いた所に覚念寺があり、境内の入り口に聖徳太子坐像の入ったお堂があった。扉を開けて中の聖徳太子坐像を拝顔したが、硝子窓越しで、お姿は良く見えなかった。昭和57年に県の指定文化財になっているのだから、希少価値のあるものなのだろう。室町時代の作と推定され、作者不詳の由。
伊勢神社 覚念寺から更に北へ行くと、長い石段のある伊勢神社につく。初詣の時は沢山の地元の参拝者で賑わうが、今日は閑散としていた。元禄11年(1698)に、水戸光圀の命でここに移されたものという。今の社は平成4年に新築されたもの。
金沢金鉱跡 伊勢神社の裏手にあたる所から山に入る。途中、涌き水を飲料水にした金沢山取水タンクなどを見、暫くして、山道から少し外れた所にある、金鉱跡と言う洞穴に着く。何の変哲もないただの洞穴と言う感じ。深さは全長で10m位のものか。金を目的に掘った跡とはとても思えないが、自然金を含んだ鉱石が郷土博物館に展示されているから、何か金には関係あるのだろう。
見晴台
金鉱跡を後にすると、急にけわしい坂道を登ったり、降りたりする様になった。健脚向きのコースだと思いながら、長い列の後ろについて山道を進む。やがて、正午過ぎに、阿武隈山脈の南端と思われる、東海方面が一望できる見晴台に着く。ここは、かって東京電力が高圧線の鉄塔を建てる際に、使った資材運搬用のヘリコプタの発着場跡と言う。話題のJCOの白い建物らしきものも見えた。お弁当を食べて休憩。
GPS観測局
山道を小一時間歩いて、金沢団地に出る。金沢小学校の正門を入った左側に、GPS観測局の写真の様な塔が立っていた。GPSは、Global Positioning System の略で、2万m上空のGPS衛星と電波をやり取りして、地殻の変動や、ひずみなどを調べる為に建てられたものという。茨城県には19局あり、日立市ではここだけと聞く。つくば市にある国土地理院がデータを管理しているそうだ。身近にいて、こんな施設があったとは知らなかった。ここで14:00解散。Jきららでは、南部の梅津さんが参加されていた。今日は15,000歩だった。

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