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《 探訪地点 》 |
《 解 説 》 |
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棚倉街道 |
奥州街道の矢吹宿から棚倉を経て 県境の境明神を越え (ここまで約 61km)
太田〜水戸城下へ至る (約 55km) 道中をいう。棚倉 (八槻) から平潟街道が分岐する。
小菅の陣場から東染に通ずる山道は 古代の官道 (駅路) に比定されている。 |
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里川 |
源は三鈷室山の東麓。常陸太田市落合町で久慈川と合流する。全長約 49km。 |
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境の明神 |
手向け (峠) 神、住吉・玉津島の二神を祀る。社は東向きに建ち、道は
その前を通っていた。古くは現在地から東へ約 2kmのところともいう。 |
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穀留番所跡 |
幕府直轄地・塙天領 (矢祭町、塙町) の農民による米や雑穀の密出入穀を
改める番所。 |
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小里川発電所 |
大正期に始まった。認可最大出力 1000kW。 |
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新町 |
荒町 (あらまち) のこと。宿場を1664年 (寛文4年) 里川の右岸に移す。
1687年 (貞亨4年) に徳田と改名する。小妻村の分村 (新町) ともいう。小字地名を「古町」という。 |
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地蔵院跡 |
水戸三十三所の二十二番札所。観音堂は廃絶。 |
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小里城跡 |
戦国末期の岩城氏家臣、白土右馬之介の居館と伝えられている。 |
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鍋足山 |
512m。鼎 (かなえ) の足のように三つの峰がある。 |
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茨城県内水面試験場 |
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菊池家のモミジ |
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ぬく森の湯 |
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泉福寺のシダレザクラ |
寺は寛文期の寺社改めによって小木津から移された。シダレザクラは県指定。 |
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小森明神古墳 |
7世紀中頃の円墳。数少ない無袖形横穴式石室。 |
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大中神社 |
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横川鉱泉 |
山田屋裏の川岸から湧き出している。腰痛によいという。 |
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折橋天満宮 |
祭礼に「清水のささら」 (二匹獅子) が奉納される。 |
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不動滝 |
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小菅堰 |
賀美発電所の取水口がある。 |
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小菅郷校跡 |
1857年 (安政4年) に開館した水戸藩郷校の一つ。天狗諸生の乱で
焼失した。土塁、石垣が残っている。県指定。 |
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竪破山道標 |
年号は無い。竪破山・川尻・松岡・岩城道・黒坂道とある。 |
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川原野一里塚 |
小字地名を「一里塚」という。 |
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高宮神社のカシ |
県指定。 |
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大菅鉱泉 |
里川岸の湯屋坪 (元湯) から湧き出している。胃腸病、神経痛に
よいという。 |
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賀美発電所 |
大正期に始まった。認可最大出力 510kW。 |
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細田のムクロジ |
種子は黒く硬いので羽子の球に用いる。果皮は石鹸の代用とした。 |
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細田堰 |
里川発電所の取水口がある。 |
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坂ノ上の湯 |
鉱泉が湧いている。腫れ物などに効くという。 |
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岡町のケヤキ |
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里川発電所 |
大正期に始まった。認可最大出力 700kW。 |
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上渕の一里塚跡 |
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上渕堰 |
中里発電所の取水口がある。 |
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入四間道標の元の場所 |
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埋納銭出土地 |
1964年 (昭和39年) 頃、四耳壷に入った 3,000余枚の埋納銭が出土した。
埋納時期は15世紀の後半ごろとみられている。 |
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中島殿 |
小字地名「中島」にある巨岩で、大蛇が棲むと伝えられている。 |
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鎧ヶ渕 |
武者が鎧を捨てた場所といわれている。下流の 良子 (ややこ) にも似たような伝説の
渕がある。いずれも古戦場の場所とみられている。 |
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細野のヤブツバキ |
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玉簾の滝 |
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玉簾の観音堂 |
水戸三十三所の十四番札所。 |
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日月神社のシイ |
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中里発電所 |
県内最古 (明治期) の水力発電所。認可最大出力 700kW。 |
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守源寺跡 |
南北朝期、佐竹義信が建立。 |
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町屋変電所跡 |
明治期、町屋発電所 (今は無い) と中里発電所の変電施設として
建設されたが、1956年 (昭和31年) その役目を終えた。 |
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黒磯のバッケ |
バッケは崖地の方言。 |
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央橋 |
なかはし。1937年 (昭和12年) 建設。 |
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国見山 |
伝説によると、佐竹義治軍と伊達など奥州勢が戦った激戦地とされる。 |
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妙見山 |
山上に星神・妙見菩薩を祀る。 |
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松倉山 |
天台宗松倉山大聖院跡。観音堂があり、水戸三十三所の十三番札所。 |
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天之白羽神社 |
延喜式内社。麻を植えて青和幣を作った神。 |
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薩都神社 |
延喜式内社。賀毘礼の高峰 (御岩山) の山宮に対する里宮。 |
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田渡の堰 |
農業用水の取水口がある。1652年 (承応元年) に築造された。 |
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旌桜寺 |
桜の花びらの中に一つだけ、幡を立てたようにみえるものがある。 |
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棚倉道標 |
1661年 (寛文元年) 建立。右棚倉、左御山 (瑞竜山のこと)。 |
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小野崎城跡 |
中世小野崎氏の本拠地。現在は瑞竜中学校の敷地。 |
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太田城跡 |
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長幡部神社 |
延喜式内社。織物の神・長幡部の祖 (タテノノカミ) を祀る。 |
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繰り舟橋 |
くりふねばし |
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久慈川舟渡 |
河合の舟渡。対岸は額田。 |