数沢川と平沢川 (日立市 宮田川の支流)

2008年8月
 宮田川は神峰町の高松台と桐木田の境付近にある合流点から「数沢川」が大きな支流として南西に延び、助川町の境界沿いに高鈴山に向かっています。更に、この数沢川は日立市役所のすぐ西でまっすぐ西へ向かう支流「平沢川」が分かれ高鈴町を貫けて高鈴山に向かっています。
 数沢川のほうは市役所西側から日立電線電線工場沿いに延び、常磐高速道の日立中央ICのすぐ南をくぐり、同じく高鈴山へ向かっています。
 

  本流の宮田川が日立鉱山と深い関係を持っているのと同様に、この数沢川は明治40年創業の日立セメント株式会社と深い関係にあります。JR日立駅に隣接しているセメント工場は高鈴山麓の石灰石を原料としており、諏訪町大平田で採取された石灰石は運搬用の架空索道3.8kmで助川山公園を横切り山根貯鉱場に運ばれ、ここからベルトコンベアーで工場まで運ばれています。市役所裏までは数沢川沿いに、そこからは地下を通っています。以前は同じルートをトロッコにより運搬され、市役所横からは地上を走り、国道などを踏み切りで横断していました。なお、数沢川沿いは以前のトロッコの軌道上にベルトコンベアー設置されていました。架空索道が運転されているのは現在はここだけといわれていまする。
 セメント原料の石灰石は山根貯鉱場より更におくの採石場からもダンプトラックにより運搬されています。

数沢川は常磐高速道をくぐって高鈴山へ向かう
 
諏訪から来る索道の終点付近
 
石灰石を運ぶベルトコンベアー 電線工場裏
 
市役所の西 平沢川と数沢川の合流点

市役所第5庁舎と研修会館の間を通り国道の暗渠へ

桐木田と高松台の境界を貫けて宮田川へ
 
平沢川 日鉱金属アパート前
 
平沢川 諏訪台付近


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