森島酒造

 海から30メートルほどの近さにある森島酒造、ここでは酒造りに重要な大量の水は阿武隈山地南端の山々からの伏流水を井戸で汲み上げ、美味しい酒を造っている。取材は、酒造りには好適な気温だが少し寒い日であった。
 ・所在 日立市川尻町1丁目17-7
 ・取材 きららホームページの会(内藤・近野・宇梶)
 ・期日 令和6年3月6日(水)、  屋外の写真は3月3日(日)

森島酒造入口
 森島酒造株式会社の入口、右側の塀には「新酒」、「酒粕」ができたという貼り紙、構内の売店でここの酒や酒粕が購入できる。左側の塀の貼り紙は、昨年度の国税局酒類鑑評会で純米酒、純米吟醸酒、吟醸酒で優秀賞をとったという掲示である。これら受賞は自社杜氏の美味しい酒造りへの熱意を示している。
森島酒造全景
 13年前の東日本大震災では、正面の大谷石の酒蔵も被害を受けた。そこからの復興への努力と感謝の証として、酒ラベルに大谷石の石片の写真を入れた。
 2018年9月「大観 純米大吟醸」が日本航空(JAL)国内線のファーストクラスでの提供が採用されている。
 日本画家の横山大観がこの蔵の酒を好まれ「大観」の名を頂いていたが、5年前の創業150周年で、更なる発展を期し「富士大観」の銘柄にかえた。
醸造所
 仕込みタンクに温度管理機能があるサーマルタンクが並ぶ石蔵では、もろみの攪拌(かくはん)を丁寧にやっていた。
 森島酒造の酒米に今は、ひたち錦・山田錦・雄町・美山錦・彗星の5品が使われている。
酒銘柄は森嶋 売店の冷蔵庫から撮影のために一升瓶2本を取り出した。
   左側の赤ラベルは「森嶋 ひたち錦 純米吟醸」
   右側の黒ラベルは「森嶋 山田錦 純米吟醸」である。
瓶のラベルは、自社杜氏の心意気を示す大谷石の石片が目立つ。

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