日立市には4つの漁港があります。その中で漁獲高が2番目の川尻港を平成26年6月2日、取材しました。上の写真は、 小貝ケ浜緑地の川尻灯台付近の海岸です。水深数メートル下にある岩礁のカジメやワカメなどの海藻が見えるほどの透明でした。本取材は川尻漁業協同組合の田山組合長のご協力をいただきました。
                                          取材:内藤 達郎、大越 健児、金谷 俊治、宇梶 秀夫
川尻港は運輸省の地方港湾2種の指定を受け、昭和37年から昭和55年までの19年をかけ港湾整備が実施されました。平成23年3月11日の東日本大震災で、川尻港も津波の被害を受けてしまいました。漁船は流されまた損傷を受け、港湾施設も壊れました。3年が過ぎた現在、組合員数35人となりましたが、シラスほかの漁が行われています。
川尻港に停泊する4.99トン漁船です。川尻港には9隻があります。写真では8隻ですが、エンジンを取替最中の1隻は陸にあがっていました。 
川尻港口です。正面には昭和26年10月初点灯の川尻灯台が見えます。高さは13メートルの灯台ですが、海面から43メートルの高さでライトが光ります。 
取材当日は、アワビ解禁で初日の収穫を見ることができました。親指の爪ほどの稚貝は、4年間で見事なアワビに育ちました。川尻のアワビ採取は明治から大正にかけて、隆盛を誇っていたといわれています。
 川尻港に続く南側の景観です。右手前の小高い山は、ペリー来航の頃に御番山と呼ばれ異国船遠見番所がおかれた所です。崖には年貢米の保管を行う洞窟もあります。年貢米はここから那珂湊へ運ばれました。
6月2日の取材時にはシラス水揚げ終了していましたので、改めて9月3日に川尻港を取材しました。本日は9艘のシラス漁船が出漁して入港してきました。1艘あたり10〜15ケースの水揚げです。シラスはピカピカ光り生きがよいです。陸揚げされたシラスは直ちにトラックに積まれ、大津漁港に運ばれて競りに掛けられます。
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