日立の徳川家史跡11

諏訪梅林


 天保4年(1833)斉昭が始めて諏訪の地を訪れた時に、 鮎川沿いの諏訪神社の少し上流にみずから梅ノ木 を植えて、ここに梅林を作るように命じたといわれる。
現在この諏訪梅林では約300本の梅が毎年 春に花を開いて芳香を漂わせている。
ここはまた 諏訪八景のひとつに選ばれている。
鮎川ではかつて諏訪川と呼ばれていたが、光圀が 鮎を放流させ川の名を鮎川と改めさせたという。
今も毎年春に鮎の稚魚が放流されている。

 鮎川から坂を上がった平和台霊園本館前には 徳川宗家の菩提寺であった上野東叡山寛永寺に 奉献された石燈篭3基がある。
これは 4代将軍家綱と5代将軍綱吉の墓前に地方の大名が 奉納したのを、縁あって平和台霊園が手に入れた ものである。
その大きさもさることながら、安定した外観と彫り模様がすぐれ市指定文化財になっている。

参考文献:「ふれあい諏訪」


        鮎の稚魚放流          平和台霊園の石燈篭

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