「ガイドブック助川海防城」刊行される



このほど「ガイドブック 助川海防城と陣屋・番所・台場」という本が、日立市
郷土博物館から刊行されました。これは幕末の日立に築城された助川海防城と
七つの海防施設について最新の調査結果を紹介した本です。編集には助川海防城跡
保全会があたり、最近出版された「助川海防城物語」と「友部海防陣屋」の記事
を要約し新書版約百五十ページにまとめたものです。
その内容は第一章「水戸藩の海防政策」第二章「助川海防城の築城」第三章「助川
海防城の攻防」第四章「七つの海防施設」の四章に分かれ、江戸時代後半に異国船
が沿岸に接近した時期から、天狗党の乱に巻き込まれて助川海防城が焼失するまで、
幕末の日立の海防の歴史を述べたものです。
この本には当時の国際情勢が説明されなぜ海防施設が必要になったかが豊富な図表
を用いて小学校上級以上の子供にも分かりやすく説明してあります。
現在市内の本屋や日立市郷土博物館(TEL0294-23-3231)で好評発売中です。