鮎川河口のプール跡
大正期、木橋だった鮎川橋(現鮎見橋)がコンクリート製の橋に架け替えられたのは、昭和3年(1928)暮のことである。12月13日に開橋式が行われ、余興に素人芝居が催され、煙火が打ち上げられるなど終日にぎわったという。
鮎川での水泳ぎで一番規模の大きなものに、鮎見橋の下に河口を堰きとめた幅15メートル・長さ70メートルのプールがあった。ここでは地域に関係なく大人も子供も一緒に泳ぎ、水泳大会なども盛大に行なわれた。
出典:日立の絵はがき紀行 編集日立市郷土博物館(1997年11月14日発行) |