第25回ひたち秋祭り 郷土芸能大祭が平成27年10月10日(土)と11日(日)の2日間にわたってJR日立駅近くの日立シビックセンター新都市広場で開かれました。ここには土曜日午後6時からの全国の芸能「夢」の競演と、日曜日午後3時からの青少年フェスティバルを取材しましたので、紹介します。写真は秋祭り2日目の久慈中ソーランの会場です。 
                                             写真:吉田 勝美、宇梶 秀夫
 上の写真は、岩手県盛岡市から出演した「法領田獅子踊り」で、南部藩の祖、南部光行公が甲斐より奥州に下向の際、道中安泰・願望成就・豊年の神として獅子を同行したのがはじまりといわれているものです。                  
 上の写真は宮城県仙台市から出演した「秋保の田植踊」で、年の初めに稲の豊作を予め祝うことによって、その年の豊作を願う芸能です。
 上の写真は島根県益田市から出演した「石見神楽」で、古事記や日本書紀を題材としたものです。
 上の写真は熊本県山鹿市から出演した「山鹿灯籠」で、景行天皇が筑紫路ご巡行の折り、菊池川一帯に濃霧が立ち込め進路を阻まれる心配から山鹿の村人が松明を揚げてご一行をお迎えしたことを由来としています。
 上の写真は富山県富山市から出演の「おわら風の盆」です。風の盆は二百十日の風を治め、五穀豊穣を祈る祭りです。平成3年から始めた日立市の郷土芸能祭に今回5回目の最多出演の人気のある芸能です。
  2日目、郷土芸能大祭の午後3時からの「青少年フェスティバル」は、久慈中学校の黒潮太鼓から始まりました。黒潮太鼓は久慈中ソーランが参加する以前から郷土芸能大祭に出演しています。
 久慈中ソーランは、2000年から出演しており、今回16回目です。ソーラン!ソーラン!と踊れば観客はソーラン!ソーラン!と返し、ドッコイショ !ドッコイショ!と踊れば、ドッコイショ !ドッコイショ!と返すという具合に会場が一つになっていました。
 河原子中学校のエイサーは、平成13年度から取組み「河中エイサー」としてその年の日立市の郷土芸能祭2001年から参加して、今回15回目の参加です。河中エイサーは2年生が参加しました。
 上の写真の左側は、十王中学校の鵜鳥舞(うねどりまい)です。平成16年に十王町が日立市に合併を記念して創作されたものです。右側写真は日高中学校2年生による日高中さんさ踊りです。日立市には中学校が15校あり、そのうち4校の出演でした。
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