諏訪は日立市のほぼ中央に位置し、鮎川(昔は諏訪川と呼ばれた)に沿う地域です。
縄文時代から人々が住み、天平時代(八世紀)は久慈郡密月郷に属していたようですが、その後十二世紀初頭まではその地名すらも明らかではありません。
平安時代末期、藤原秀郷の子孫・小野崎氏が佐竹の一族に組して、天承元年(1131)には小野崎氏の支配を受け、金砂合戦以後も引き続き支配の実権を持っていたようです。
建長(1250)信州諏訪大神宮神官・藤原高利が、諏訪神社を勧請した時の鎌倉幕府将軍 は北条泰時、地頭は宇佐美氏で、幕府の荒野新田の開発督促にこたえたものと思われま
す。(県史中世編P115)
明治以降、村々の統合・分割が行われましたが、鮎川に接する成沢村、油縄子村とは昔から縁が深かったようです。
このように、諏訪は歴史も古く、諏訪神社や梅林などをはじめとする史跡や自然に恵ま れたまちです。
それでは、皆さんを”諏訪の散歩道”にご案内いたしましょう。