鮎 川



  鮎川は、その源流を高鈴山に発し、諏訪、成沢、油縄子を経て太平洋に至る延長8Km、
流域16.8㎡ の河川で「諏訪・鮎川」地区と「成沢」の境界ともなっている。
  この川は、以前は諏訪川と呼ばれていたが、徳川  光圀がこの地をたびたび訪れ、
多摩川の鮎を取り寄 せ放流し、鮎を産するようになったので、「鮎川」 と呼ぶようになったといわれている。  
 以前は、鮎のほか、うなぎ、川えび、ハヤ等豊富 な魚影が見られたが、高度経済成長期の
工場排水、家庭雑排水等による汚染のため、一時期その絶滅が心配された。
  しかし、現在は「鮎川をきれいにする会」など、地域の人々の活動で、鮎の生息、鮭 の遡上など、昔の清流が戻ってきてる。
河口付近には、相川プール跡や島木赤彦の歌碑、 焼石湯の跡の石碑などの旧跡がある。
  この鮎川の自然を探勝するため、「成沢ふれあい推進会」による『鮎川探勝会』が毎年 7月に行われている。




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