小豆洗不動尊


 小豆洗不動尊は、明徳元年(1390年)佐竹氏の家臣佐藤右馬之亮が小豆洗 の地に、
館を築城し、館の鬼門方向に不動尊堂を建立して御尊像・倶利加 羅不動明王を祀り、
館の安泰を願ったといわれる。

 その後、佐竹氏が秋田に国替えになり、小豆洗城主も同行したが、不動堂 はそのまま残され、
住民に手厚く守護されてきました。一月、八月の廿八日 の縁日には、今日も参詣者の賑わいをみせている。

 倶利加羅は、「倶梨迦羅」「古力迦羅」「倶力迦羅」などと書れ、黒色の 龍を意味し、不動明王の化身とされる。
この龍が燃え盛る炎に包まれながらも岩上の利剣に巻き付き剣を飲み込まんとする尊像が倶利加羅不動明王で、
危険な修羅場の守り神、火消し・博奕打ちが好んで刺青に使った尊像である


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