一 ツ 岩
   一ツ岩は、北浜海岸から桜川河口を渡ったところにある。 この岩は、烏帽子岩と同様に海岸段丘の残崖で、桜川河口 の北側に孤高する姿は、国分海岸の道しるべ然としている。   近くで眺めると、見る角度によっては、どことなくエジ  プトの遺跡を連想させるものがある。  一ツ岩の先は、北浜海岸よりも更に長い国分海岸が、太平洋  の波に洗われながら続いている。
 大正末期の一つ岩  当時は「一つ島」と呼ばれていた。  
 岩の高さも現在よりかなり高く、  海水に浸っていた。

この写真は、日立市郷土博物館編(筑波書林発行)  『日立の絵はがき紀行』より引用したものです。  写真のコピーは私的利用に限って下さい。
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